故フセイン元大統領弁護人が、「獄中で語られた秘密」の出版を計画 - ヨルダン
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【アンマン/ヨルダン 24日 AFP】故サダム・フセイン(Saddam Hussein )元大統領の弁護士、ハリル・ドレイミ(Khalil Al-Dulaimi)氏は23日、AFPの取材に対して、フセイン元大統領が同氏に語った「数々の秘密」を暴露する本を執筆する意向を明らかにした。
■140回に渡る獄中での接見で語られた言葉を記録
フセイン元大統領は2003年12月、バグダッド陥落から8か月後にして、ティクリート(Tikrit)の農場に潜伏していたところを米軍に拘束され、バグダッド空港の刑務所に投獄された。
ドレイミ弁護士は、140回に渡って獄中でフセイン元大統領と面会を重ね、うち70回は単独で面会している。フセイン元大統領はレイミド弁護士に「バグダッドの崩壊」、「自身の逮捕と投獄」、「イラクの未来」について語り、同氏はその言葉を、一言一句漏らさず書き留めたという。
フセイン元大統領は、ドゥジャイル( Dujail)村で発生した自身に対する暗殺未遂をきっかけに、1982年にシーア派住民148人を虐殺した罪で死刑判決を言い渡された。それからひと月後の2006年12月30日、かつての独裁君主は絞首刑に処せられた。
■「今まで明らかにされていなかった事実」も含まれるという
執筆される書籍の内容は、イラクの崩壊やフセイン元大統領の逮捕、投獄について故人が同弁護士に語った内容となるが、ドレイミ弁護士いわく、「これまで明らかにされてこなかったイラク崩壊に関する情報が含まれる予定だ」という。具体的には、故フセイン元大統領が記した200~300通の手紙、詩歌、その他手書きの文書も収録される。
ドレイミ弁護士が「単なる回顧録ではない」と強調するこの著書は、500ページ以上の大作になる予定で、年内には発刊するという。現在は「執筆を前に、現在取材を進めている段階で、出版社もまだ選定中である」と話している。
写真は2006年10月17日に裁判所へ出廷した故フセイン元大統領(左)と、同年8月23日に裁判所で意見陳述を行うドレイミ弁護士(右)。(c)AFP
■140回に渡る獄中での接見で語られた言葉を記録
フセイン元大統領は2003年12月、バグダッド陥落から8か月後にして、ティクリート(Tikrit)の農場に潜伏していたところを米軍に拘束され、バグダッド空港の刑務所に投獄された。
ドレイミ弁護士は、140回に渡って獄中でフセイン元大統領と面会を重ね、うち70回は単独で面会している。フセイン元大統領はレイミド弁護士に「バグダッドの崩壊」、「自身の逮捕と投獄」、「イラクの未来」について語り、同氏はその言葉を、一言一句漏らさず書き留めたという。
フセイン元大統領は、ドゥジャイル( Dujail)村で発生した自身に対する暗殺未遂をきっかけに、1982年にシーア派住民148人を虐殺した罪で死刑判決を言い渡された。それからひと月後の2006年12月30日、かつての独裁君主は絞首刑に処せられた。
■「今まで明らかにされていなかった事実」も含まれるという
執筆される書籍の内容は、イラクの崩壊やフセイン元大統領の逮捕、投獄について故人が同弁護士に語った内容となるが、ドレイミ弁護士いわく、「これまで明らかにされてこなかったイラク崩壊に関する情報が含まれる予定だ」という。具体的には、故フセイン元大統領が記した200~300通の手紙、詩歌、その他手書きの文書も収録される。
ドレイミ弁護士が「単なる回顧録ではない」と強調するこの著書は、500ページ以上の大作になる予定で、年内には発刊するという。現在は「執筆を前に、現在取材を進めている段階で、出版社もまだ選定中である」と話している。
写真は2006年10月17日に裁判所へ出廷した故フセイン元大統領(左)と、同年8月23日に裁判所で意見陳述を行うドレイミ弁護士(右)。(c)AFP