【テヘラン/イラン 4日 AFP】外務省のムハンマド・アリ・ホセイニ(Mohammad Ali Hosseini)報道官は3日、イランが、イラクの安全保障に関する米国からの「提案」を検討していることを明らかにした。同報道官は国営テレビで、「米国は最近通常とは異なる外交ルートで、イランに対しイラクの安全保障問題を中心とする問題ついて協議したいと打診してきた。我々はこの提案について検討している」と語っている。

 ホセイニ報道官は、3月に予定の両国も参加するイラクの安全保障に関する会議について言及しているのかどうかについては明言を避けた。会議には米国やイランを始めとするイラクの隣国が出席する。

 同報道官はまた、「イランは、安定と安全を高めるためにイラク政府が自由に使えるあらゆる資源を提供する用意がある」と述べている。

 写真は、イラクのバスラ(Basra)に近いイランとの国境検問所を警備するイラク人警察官(2月16日撮影)。(c)AFP/ESSAM AL-SUDANI