【へラート/アフガニスタン 13日 AFP】西部ファラーフ(Farah)県バクワ(Bakwa)で12日、地元警察署長を含む警察官ら9人が、道路脇に仕掛けられた爆弾攻撃で死亡した。

 Sayed Agha Saqib県警本部長はAFPの取材に応え、「12日の正午前、道路脇に仕掛けられた爆弾が遠隔操作により爆発、新任のバクワ警察署長と警察官8人が死亡、警官1人が負傷した」と話している。

 死亡した署長は赴任したばかりで、赴任地のバクワに向かう途上だったという。

 バクワは前月19日から20日にかけて、反政府武装勢力タリバン(Taliban)に占拠されており、この間、前バクワ警察署長とバクワ町長がタリバンに拘束された。アフガニスタン政府は、拘束された前署長らとタリバンとの関連を調べている。

 また、Saqib県警本部長によると、このほかにもファラーフ県で同日、Jowain地区の交番が反武装勢力の襲撃を受け、警察との銃撃戦で武装勢力側2人が死亡、1人が負傷した。警察側の負傷者はいないという。

 襲撃について同本部長は、「アフガニスタンの敵」によるものだとしてタリバンを非難した。「アフガニスタンの敵」は、アフガン当局が使用する言葉でタリバンやその協力者を指す。

 写真は6日、カブールで警備に当たるアフガン兵。(c)AFP/SHAH Marai