【プラハ/チェコ 24日 AFP】サッカー、欧州選手権2008(Euro 2008)・予選グループD。チェコvsドイツ。試合はケヴィン・クラニー(Kevin Kuranyi)の2得点を挙げる活躍でドイツが2-1で勝利し通算成績を4勝1分けとし勝ち点を13に伸ばした。

 前半42分にヘディングで先制点を決めたクラニーは、後半27分にもベルント・シュナイダー(Bernd Schneider)からのクロスを頭で合わせて国際試合通算17ゴール目を記録しドイツが追加点を奪い、ドイツに勝ち点3をもたらした。試合を終えたクラニーは「勝ちにこだわった。私たちは多くのプレッシャーを受けみんな団結してプレーができた。」と勝利を喜んだ。

■多くのチャンスを作り出したバラック

 ドイツ代表の主将を務めるミヒャエル・バラック(Michael Ballack)は、前半20分に自らが蹴ったフリーキックがこぼれたところを自ら処理し、ディフェンスを越すパスをバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)に出し決定的なチャンスに持ち込んむなど、シュバインシュタイガーとうまく連携し多くのチャンスを作り出した。バラックは「いいパフォーマンスができた。前半は試合をコントロールできた。1点返されてからタイトな試合になったが、とにかく勝ちにこだわった。」と試合を振り返った。

■アウェーでの勝ち点3を喜ぶレーブ監督

 06Wサッカー杯後、ユルゲン・クリンスマン氏(Jurgen Klinsmann)の後任として指揮を執るヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は「この勝利はとても重要なもので望んでいたものだ。選手は非常によいプレーをしてくれ、積み上げてきた能力を遺憾なく発揮してくれた。ディフェンス陣は岩のように堅くほとんどチャンスを与えなかった。それは喜ぶべきことだ。ケヴィンはモチベーションが高く見事な試合をしてくれた。」とアウェーでの価値ある勝ち点3を喜んだ。

■巻き返すも遅すぎたチェコ

 一方、敗れたチェコは後半に同点に追いつこうと反撃を開始し、後半10分にトマス・ロシツキー(Tomas Rosicky)がボレーシュートを放つなど決定的なチャンスもあり得点を返せずにいたが、後半31分にミラン・バロス(Milan Baros)がドイツのGKイェンス・レーマン(Jens Lehmann)の意表をつくシュートで、チェコは1点を返して巻き返しを図るも少し遅すぎた。。(c)AFP/DDP/ROBERT MICHAEL