【ブラジリア/ブラジル 31日 AFP】勤務条件の改善を求めた管制官がストライキの実施を決めたことで30日、ブラジル国内の空港49か所が閉鎖された。国営空港管理公社インフラエロ(Infraero)が発表した。国内で離陸する全ての便が欠航となるが、すでに離陸している航空便の着陸は通常通り行われる。

 空港の待合室は、突然の発表に困惑した乗客らで大混乱となっている。

 影響が深刻なのは、首都ブラジリア(Brasilia)の管制センターが管轄する航空機の航行の集中する地域で、サンパウロ(Sao Paulo)、ミナスジェライス(Minas Gerais)、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)、エスピリトサント(Espirito Santo)、ゴイアス(Goias)の各州、ブラジリア連邦地区、およびトカンチンス(Tocantins)とマトグロッソドスル(Mato Grosso Sur)州。  

写真は28日、リオデジャネイロの国内空港に駐機するボーイング(Boeing737型ジェット旅客機。(c)AFP/Vanderlei