【カサブランカ/モロッコ 11日 AFP】警察当局は10日未明から、港湾都市カサブランカ(Casablanca)で自爆テログループに対する取り締まりを実施。各地区での取り締まり中に同グループのメンバー3人が自爆、1人が射殺された。警察側も警官1人が死亡したほか、警官4人と子ども4人の計8人が負傷している。

 10日未明の取り締まり開始直後に自爆テログループの1人が自爆、1人が警察に射殺された。死亡した容疑者2人は前月11日に発生したインターネットカフェ爆破事件の容疑者だった。

 同日午後、同グループ3人目の容疑者が自爆して、巻き込まれた警官が死亡。AFP記者の目撃談によると、警官2人と子ども1人も負傷したという。

 10日夜の取り締まりでは、4人目の容疑者が大通りの群衆の中で自爆して死亡、警官2人を含む5人が負傷している。警察関係者によると、死亡した犯人は警官隊へ突撃、自爆したという。

 写真は同日、自爆テロ犯が自爆したカサブランカの事件現場で検証作業を行なう鑑識班。(c)AFP