【カラカス/ベネズエラ 14日 AFP】ウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は14日、病気療養中のフィデル・カストロ(Fidel Castro)キューバ国家評議会議長(80)が健康状態の回復に伴って大半の職務に復帰していると、首都カラカス(Caracas)の記者会見で語った。

 チャベス大統領は会談で「カストロ議長はほぼ全快した」と語り、「国家評議会議長職の大部分について非公式に職務復帰している」と説明。

 また、議長の健康状態について「執筆記事や電話の肉声などを通じて著しく改善していることが理解できる」と述べたが、それ以上の詳細については発言を控えた。
 
 カストロ議長は前年7月31日の胃腸手術後、弟のラウル・カストロ(Raul Castro)第1副議長(75)に権限を一時委譲していた。

 写真は、キューバの首都ハバナ(Havana)で米国による貿易禁止措置に対する抗議デモを先導するカストロ議長(2000年7月26日撮影)。(c)AFP/ADALBERTO ROQUE