<イラン核問題>イランがEUとの協議に復帰へ - イラン
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【テヘラン/イラン 20日 AFP】イラン核問題をめぐり同国と欧州連合(EU)が今月25日に協議を再開することが明らかとなった。イラン国営テレビが19日、伝えた。イランの最高安全保障委員会(SNSC)のアリ・ラリジャニ(Ali Larijani)事務局長とEUのハビエル・ソラナ(Javier Solana)共通外交・安全保障上級代表が電話会談で合意したもの。
国営テレビによると、ラリジャニ事務局長は電話会談でイランの核開発の権利を再度主張する一方、「この問題に懸念を抱く国々との交渉の用意がある」と伝え、25日の協議再開を了承した。協議場所は未定。
国連安全保障理事会(UN Security Council)は前月24日、ウラン濃縮活動の停止要請をたびたび無視したイランに対し、制裁措置を発動。一方で安保理は、協議再開の可能性を模索するため、ソラナ上級代表にイラン側との接触を指示していた。
以降、ソラナ上級代表はラリジャニ事務局長と電話会談を重ね、イランの協議復帰へ向けた最善の枠組みについて、双方の共通認識を見いだすべく努力を続けていた。
国際社会はウラン濃縮活動の停止が交渉再開の条件と強調し、イラン側はウラン濃縮の一時中止自体を交渉で決定すべき事項と位置づけ反論していた。
写真はドイツ、ベルリンでの会談に先駆けて握手するラリジャニ事務局長(右)とソラナ上級代表(2006年9月27日撮影)。(c)AFP/DDP/MICHAEL KAPPELER
国営テレビによると、ラリジャニ事務局長は電話会談でイランの核開発の権利を再度主張する一方、「この問題に懸念を抱く国々との交渉の用意がある」と伝え、25日の協議再開を了承した。協議場所は未定。
国連安全保障理事会(UN Security Council)は前月24日、ウラン濃縮活動の停止要請をたびたび無視したイランに対し、制裁措置を発動。一方で安保理は、協議再開の可能性を模索するため、ソラナ上級代表にイラン側との接触を指示していた。
以降、ソラナ上級代表はラリジャニ事務局長と電話会談を重ね、イランの協議復帰へ向けた最善の枠組みについて、双方の共通認識を見いだすべく努力を続けていた。
国際社会はウラン濃縮活動の停止が交渉再開の条件と強調し、イラン側はウラン濃縮の一時中止自体を交渉で決定すべき事項と位置づけ反論していた。
写真はドイツ、ベルリンでの会談に先駆けて握手するラリジャニ事務局長(右)とソラナ上級代表(2006年9月27日撮影)。(c)AFP/DDP/MICHAEL KAPPELER