【6月16日 AFP】シーア派(Shiite)が多数を占める南部バスラ(Basra)で15日、無期限の夜間外出禁止令が敷かれた。首相府が明らかにしたもので、同日の午後4時から実施される。同外出禁止令は、英国軍が駐留するバスラ西部のZubairで同日先刻にスンニ派(Sunni)モスクが爆破されたことを受けた措置。

 モスク爆破についてヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相は「イラク国内の宗派間感情の逆なでを狙った一連の犯罪行為の一環」とする声明を発表し、犯人に対しては「アラー、イラク、イラク国民、すべての敵である」と非難した。

 また治安維持部隊に対し、国内すべての宗教施設における警備強化命令を発令したことを明らかにした。(c)AFP