【7月9日 AFP】故フェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)元大統領の妻イメルダ・マルコス(Imelda Marcos)夫人(78)が7日、マニラ(Manila)の国立図書館(National Library)で開催された、同元大統領に関する書籍の出版発表会に出席した。

 イメルダ夫人と故マルコス元大統領は1986年2月、1986年に2月革命で国外に追われた後、贈収賄や人権侵害に関連して多数の訴訟を起こされている。1990年代半ばには、イメルダ夫人が贈収賄で有罪判決を受け、最低12年の服役を命じられたが、後に同判決は控訴審で覆されている。

 フィリピン政府は、マルコス一族がマルコス政権下の1968年から1986年までの間に、最大100億ドル(約1兆2330億円)の公金を横領したと主張している。(c)AFP