バンコクで暫定軍事政権の退陣求めるデモ、警察と衝突
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【7月23日 AFP】(一部更新)バンコク(Bangkok)中心部で22日夜、タクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)前首相の支持者やクーデターによる政権交代を批判する市民約5000人が、暫定軍事政権の退陣と総選挙の早期実施を求めるデモを行い、警官隊と衝突した。
タクシン前首相を追放した前年9月のクーデター以来、市民と警察が衝突したのは初めて。警察は、治安妨害、政府施設の破壊、警官に対する傷害などを理由に、6人を逮捕したと発表した。市内の緊急医療センターによると、警官77人を含む106人が治療を受け、大半は軽傷だったと話している。
市民らはこの日、王宮前広場で反政府集会を開いたあと、タクシン支持者らがクーデターの首謀者と見なすプレム(Prem Tinasulanond)枢密院議長宅まで行進。阻止しようとする警官隊と衝突し、デモ隊の投石に対して警官隊が催涙弾を発射するなど、一連の騒動は2時間半続いた。デモの主催者は、23日午後に記者会見を予定している。
暫定政権は、今月初め、総選挙の年内実施に弾みをつける憲法草案を発表。承認のための国民投票は8月に予定されている。なお、国外追放中のタクシン前首相は立候補を禁止され、同氏が率いるタイ愛国党も解散させられている。(c)AFP
タクシン前首相を追放した前年9月のクーデター以来、市民と警察が衝突したのは初めて。警察は、治安妨害、政府施設の破壊、警官に対する傷害などを理由に、6人を逮捕したと発表した。市内の緊急医療センターによると、警官77人を含む106人が治療を受け、大半は軽傷だったと話している。
市民らはこの日、王宮前広場で反政府集会を開いたあと、タクシン支持者らがクーデターの首謀者と見なすプレム(Prem Tinasulanond)枢密院議長宅まで行進。阻止しようとする警官隊と衝突し、デモ隊の投石に対して警官隊が催涙弾を発射するなど、一連の騒動は2時間半続いた。デモの主催者は、23日午後に記者会見を予定している。
暫定政権は、今月初め、総選挙の年内実施に弾みをつける憲法草案を発表。承認のための国民投票は8月に予定されている。なお、国外追放中のタクシン前首相は立候補を禁止され、同氏が率いるタイ愛国党も解散させられている。(c)AFP