【9月3日 AFP】イスラム教スンニ派武装グループ「ファタハ・イスラム(Fatah al-Islam)」の戦闘員がレバノン北部のナハル・アルバレド(Nahr al-Bared)パレスチナ難民キャンプに立てこもっていた事件で、レバノン軍は2日、同キャンプを完全制圧した。

 フアド・シニオラ(Fuad Siniora)首相は「テロリストに対する大きな勝利だ」と勝利宣言した。

 軍関係者らによると、同キャンプを3か月以上にわたり包囲していたレバノン軍は、夜明け前に激しい攻撃をしかけ、キャンプを制圧した。この戦闘で武装グループの戦闘員37人以上が死亡。この中には、同武装グループの指導者Shaker al-Abssiも含まれ、遺体はトリポリ(Tripoli)の病院に搬送されたという。(c)AFP/Nayla Razzouk