マーティン・スコセッシ監督、自身の作品のユーモアと暴力について語る
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【12月11日 AFP】第7回マラケシュ国際映画祭(The 7th International Film Festival of Marrakech、FIFM)に参加しているマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese、65)監督がインタビューに答え、自身の作品で描かれるユーモアや暴力について語った。
まずは、ユーモアは母親譲りのものだと語った。「わたしは母ととても仲が良かった。彼女は7人兄弟で、家族みんなにユーモアのセンスがあった。わたしの映画のユーモアは母方から譲り受けたものだと思う」
また、暴力については、自身が育った街マンハッタン(Manhattan)の影響を受けていると語った。暴力は、イタリア系移民が暮らす街の一握りの人々を描いた作品にだけ登場するという。
「1910年、1912年にシチリア(Sicily)島から米国に移住してきたわたしの知人たちは、とても一族的な生活を営んでいた。わたしが育った世界での暴力というのは、意味のないものではなかった。とてもまじめな暴力で、わたしも経験したことがある」
スコセッシ監督の多くの作品で描かれているのは、イタリア系米国人のアイデンティティ、ローマカトリック教会の罪としょく罪の概念、男らしさ、米社会独特の暴力などだ。「わたしが見たことのある暴力を描きたい」と語った同監督が目指すのは、子どもの頃に経験した暴力を装飾することなくありのままに描くことだという。(c)AFP
まずは、ユーモアは母親譲りのものだと語った。「わたしは母ととても仲が良かった。彼女は7人兄弟で、家族みんなにユーモアのセンスがあった。わたしの映画のユーモアは母方から譲り受けたものだと思う」
また、暴力については、自身が育った街マンハッタン(Manhattan)の影響を受けていると語った。暴力は、イタリア系移民が暮らす街の一握りの人々を描いた作品にだけ登場するという。
「1910年、1912年にシチリア(Sicily)島から米国に移住してきたわたしの知人たちは、とても一族的な生活を営んでいた。わたしが育った世界での暴力というのは、意味のないものではなかった。とてもまじめな暴力で、わたしも経験したことがある」
スコセッシ監督の多くの作品で描かれているのは、イタリア系米国人のアイデンティティ、ローマカトリック教会の罪としょく罪の概念、男らしさ、米社会独特の暴力などだ。「わたしが見たことのある暴力を描きたい」と語った同監督が目指すのは、子どもの頃に経験した暴力を装飾することなくありのままに描くことだという。(c)AFP