元トレーナーがクレメンスの主張に対抗
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【12月30日 AFP】(一部修正)米ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙は現地29日、7度のサイ・ヤング賞(Cy Young Award)受賞を誇るロジャー・クレメンス(Roger Clemens)投手の元トレーナーであるブライアン・マクナミー(Brian McNamee)氏が、クレメンスが禁止薬物を使用したというマクナミー氏の証言は嘘であると主張したクレメンスに対抗するため、ニューヨークの敏腕弁護士であるチャード・エメリー(Richard Emery)氏を新たに弁護団に迎え入れたと報じた。
長年にわたりクレメンスやアンディ・ペティット(Andy Pettitte)のトレーナーを務めていたマクナミー氏は、12月13日に公表されたジョージ・J・ミッチェル(George J. Mitchell)元上院議員のベースボールにおける薬物調査報告書の中で、クレメンスとペティットの2人が運動能力向上薬を使用していたことを証言していた。しかし、クレメンスはそのような薬物は使用していないと否定し、調査に20か月を費やした調査団に対するマクナミー氏の証言の信ぴょう性に疑問を呈するために弁護団を結成している。
エメリー氏は、「もしこれ以上クレメンスが真実に対して無責任であり続け、ブライアン・マクナミー氏を嘘つき呼ばわりするならば、名誉棄損で訴えることになる。これが嘘つきと呼ばれることに対しブライアンが自信を守る唯一の手段なのです」と同紙に語っている。
ミッチェル氏の報告書には、クレメンスをはじめドーピングに関与したとされる、約80人の名前が挙げられており、またクレメンスがトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)在籍時の1998年にステロイドを、またニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)在籍時の2000年と2001年にはステロイドとヒト成長ホルモンを使用していたことが記されている。
現地2008年1月6日はこの件に関したクレメンスのインタービューがテレビで放送され、また7日にはクレメンスが初めて質問に応じる予定となっている。
また、米上員議員は、MLB機構のバド・セリグ(Bud Selig)コミッショナーをはじめ、MLB選手会(MLB Players Association)のドナルド・フェア(Donald Fehr)専務理事やミッチェル氏を招き調査報告書に関する公聴会を1月15日と23日に予定している。(c)AFP
長年にわたりクレメンスやアンディ・ペティット(Andy Pettitte)のトレーナーを務めていたマクナミー氏は、12月13日に公表されたジョージ・J・ミッチェル(George J. Mitchell)元上院議員のベースボールにおける薬物調査報告書の中で、クレメンスとペティットの2人が運動能力向上薬を使用していたことを証言していた。しかし、クレメンスはそのような薬物は使用していないと否定し、調査に20か月を費やした調査団に対するマクナミー氏の証言の信ぴょう性に疑問を呈するために弁護団を結成している。
エメリー氏は、「もしこれ以上クレメンスが真実に対して無責任であり続け、ブライアン・マクナミー氏を嘘つき呼ばわりするならば、名誉棄損で訴えることになる。これが嘘つきと呼ばれることに対しブライアンが自信を守る唯一の手段なのです」と同紙に語っている。
ミッチェル氏の報告書には、クレメンスをはじめドーピングに関与したとされる、約80人の名前が挙げられており、またクレメンスがトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)在籍時の1998年にステロイドを、またニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)在籍時の2000年と2001年にはステロイドとヒト成長ホルモンを使用していたことが記されている。
現地2008年1月6日はこの件に関したクレメンスのインタービューがテレビで放送され、また7日にはクレメンスが初めて質問に応じる予定となっている。
また、米上員議員は、MLB機構のバド・セリグ(Bud Selig)コミッショナーをはじめ、MLB選手会(MLB Players Association)のドナルド・フェア(Donald Fehr)専務理事やミッチェル氏を招き調査報告書に関する公聴会を1月15日と23日に予定している。(c)AFP