【7月3日 AFP】中国・北京（Beijing）では、8月に開催される北京五輪を前に、悪名高い偽造品の摘発に当局が力を入れている。

　商業関係者らは、今まで北京市内にあふれていた海賊版のDVDや偽ブランド品などは姿を消しつつあり、そのうちに完全に消えてしまうとの見方を示した。海賊版映画の販売業者の1人は「新しいDVDはないよ。五輪が終わるまで入荷しないだろう」と語った。

　中国当局は北京五輪を控え、売春から治安上の脅威までありとあらゆる分野で取り締まりを強化している。こうした動きについて、商業関係者らは外国からの圧力などではなく、五輪を何事もなくやり遂げたいと願う当局の意思の表れだと指摘した。(c)AFP/Dan Martin