金融安定化法案否決
このニュースをシェア

【9月30日 IDO Securities】昨晩、東京時間午前2時50分頃に金融安定化法案が否決との報道から、ダウは400ポイント以上暴落。ドル円も104円台に。米下院本会議は、金融安定化法案を反対228票、賛成205票で否決。NYダウは結局、前日比778ポイント安と、過去最大の下げ幅を記録した。
今後は上院が1日、下院が2日に再召集される模様。法案成立の可能性は完全になくなったわけではないが(上院では可決される可能性も)、9月30日はユダヤ教の新年であり、金融関係者の一部が休みを取る向きもあり、早期の法案成立に向けて困難な状況は続いている。
今週は雇用統計を始め、主要経済指標の発表が目白押しであり、弱気な内容には過剰反応する可能性も。欧州時間には、独9月雇用統計、ユーロ圏9月HICP速報値が予定されており、事前予想を下回る内容なら、円買いに繋がる可能性も。10月にかけて、マーケット関係者の想定以上のオーバーシュートも覚悟すべき事態となってきた。LTCMショックの起きた98年は、8月にロシア危機、9月にLTCM破綻と続き、ドル円が暴落したのが10月。10月はブラックマンデーのアニバーサリーデートでもあり、株価・ドルにとって要注意の時間帯は続く。
(投資情報部 菊川弘之)
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会検定会員(CFTe)ラジオNIKKEI(加藤ゆり(ミス東大)の経済教室)をはじめ、時事通信等でアナリストの目、テクニカル分析情報を掲載。ブルームバーグTV、日経CNBCなど多数のメディアにも出演中。商品先物関係のアナリストとして著名だが、日経平均先物オプション取引や外国為替取引の分析でも定評がある。
[当情報は情報提供を目的としており、当社取り扱い商品に係わる売買を勧誘するものではありません。内容は正確性、完全性に万全を期してはおりますが、これを保証するものではありません。また、当情報により生じた、いかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。]
(c)アイディーオー証券株式会社
今後は上院が1日、下院が2日に再召集される模様。法案成立の可能性は完全になくなったわけではないが(上院では可決される可能性も)、9月30日はユダヤ教の新年であり、金融関係者の一部が休みを取る向きもあり、早期の法案成立に向けて困難な状況は続いている。
今週は雇用統計を始め、主要経済指標の発表が目白押しであり、弱気な内容には過剰反応する可能性も。欧州時間には、独9月雇用統計、ユーロ圏9月HICP速報値が予定されており、事前予想を下回る内容なら、円買いに繋がる可能性も。10月にかけて、マーケット関係者の想定以上のオーバーシュートも覚悟すべき事態となってきた。LTCMショックの起きた98年は、8月にロシア危機、9月にLTCM破綻と続き、ドル円が暴落したのが10月。10月はブラックマンデーのアニバーサリーデートでもあり、株価・ドルにとって要注意の時間帯は続く。
(投資情報部 菊川弘之)
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会検定会員(CFTe)ラジオNIKKEI(加藤ゆり(ミス東大)の経済教室)をはじめ、時事通信等でアナリストの目、テクニカル分析情報を掲載。ブルームバーグTV、日経CNBCなど多数のメディアにも出演中。商品先物関係のアナリストとして著名だが、日経平均先物オプション取引や外国為替取引の分析でも定評がある。
[当情報は情報提供を目的としており、当社取り扱い商品に係わる売買を勧誘するものではありません。内容は正確性、完全性に万全を期してはおりますが、これを保証するものではありません。また、当情報により生じた、いかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。]
(c)アイディーオー証券株式会社