【10月21日 AFP】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記が、大学サッカーの男子選手らの長髪を見て「立腹」し、選手らに対し髪を切ることを命じたという。毎日新聞(Mainichi Shimbun)夕刊が20日、情報筋の話として報じた。

 このサッカーの試合が行われたのは今月初めで、金総書記の健康問題が海外で取りざたされた時期だという。金総書記は、9月9日の建国60周年記念のパレードにも姿を見せないなど、重病説が流れていた。

 毎日新聞の北京(Beijing)特派員によると、金総書記は、金日成総合大学(Kim Il-Sung University)対平壌鉄道大学(Pyongyang University of Railways)のサッカーの試合観戦中、「不潔に見え、スポーツ選手にふさわしくない」「何という頭だ。これでは男子サッカーか女子サッカーか区別がつかない」と怒りをあらわにしたという。

 その後、立腹した金総書記は、前半戦で試合観戦を中止したという。

 一方、金総書記が実際に競技場でサッカーの試合を観戦していたのか、テレビで観戦したのかについては明らかになっていない。(c)AFP