【8月21日 AFP】イラク治安当局は20日、警備責任者11人を拘束し、検問所の警備に怠慢があったかどうかの調べを開始した。イラク政府は19日、首都バグダッド(Baghdad)で起きた大型爆弾トラックの攻撃により95人が死亡した事件について、検問所の警備に怠慢があったことを認め、国民の怒りを買っていた。

 拘束された警察、軍、情報機関の警備責任者は、財務省と外務省の周辺で相次いで起きた爆弾攻撃で600人が負傷した事件について、警備上の不備があったかどうかの調べを受けている。

 バグダッドの軍報道官は、爆弾攻撃に使われたような大型トラックがバグダッド中心部に近づくことは規則により禁じられているとし、これらのトラックがどのように中心部に入ったのかを調査していると述べた。

 さらに、地上部隊の増員と検問の強化など、新たな警備対策を発表した。これに先立ちヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相は、警備態勢の全体的見直しを指示していた。(c)AFP/Ammar Karim