【9月19日 AFP】男子テニス国別対抗戦、デビスカップ(2009 Davis Cup)ワールドグループ準決勝、クロアチア対チェコ。初日はシングルス2試合が行われ、チェコが2連勝を飾り準決勝進出に王手をかけた。

 第1試合でチェコのラデク・ステパネク(Radek Stepanek)は、新記録となる78本のエースを記録したイヴォ・カルロビッチ(Ivo Karlovic)との5時間59分にわたる熱戦を6-7、7-6、7-6、6-7、16-14で制した。

 チェコは第2試合でトマス・ベルディハ(Tomas Berdych)がマリン・チリッチ(Marin Cilic)を6-3、6-3、3-6、4-6、6-3で下し、優勝した1980年以来となる決勝進出に一歩前進した。決勝は、前回王者のスペインとイスラエルの勝者との対戦となる。

 カルロビッチは78本のエースを記録し5度のマッチポイントを迎えたが、ステパネクは15-14で迎えた第5セットのタイブレークでこの試合唯一のブレークを決めて勝利した。

 第1試合の試合時間は、デビスカップではこれまで4試合しかない6時間にあと1分に迫る熱戦となり、ゲーム数82はタイブレーク制が導入されて以降の最多タイ記録となった。

 なお、カルロビッチのエース78本は、デビスカップ記録を31本、世界記録を23本上回っている。(c)AFP