【10月1日 AFP】日本銀行(Bank of Japan)が1日発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)がマイナス33となり、前回(6月)のマイナス48、前々回(3月)のマイナス58から2期連続で改善した。12月の先行きもマイナス21と上昇を見込んでおり、日本経済が緩やかに回復に向かっている状況を示した。

 ただ、2009年度の経常利益計画は前年度比マイナス38.9%と、08年度のマイナス61.9%よりは改善するものの引き続き暗い見通しで、多くの企業が依然先行きに不透明感を抱いている。

 DIは景況感が、「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した割合を引いた値。(c)AFP