【11月27日 AFP】バングラデシュ南部の裁判所は26日、イスラム寺院の池に暮らす「聖なるワニ」に暴行を加え、失明させたとして、2人の被告に禁固2年の判決を言い渡した。

 2人は、15世紀にバゲルハート(Bagerhat)地区に建てられたカーン・ジャハン・アリ(Khan Jahan Ali)廟の管理人で、産卵したばかりのワニを棒で執拗に殴りつけ、片目を失明させるとともに片方の前足に重傷を負わせた。この場面を目撃した女性が裁判所に提訴し、「動物に対する非人道的行為」で有罪となった。

 廟の前にある池には多くのワニが暮らし、信者たちに崇拝されている。2人は、これらのワニの「拝観料」を徴収していた。(c)AFP