【9月25日 AFP】シンガポールで前月開催された第1回ユース五輪で、選手らに贈られた記念証4万5000枚の国際五輪委員会(International Olympic CommitteeIOC)のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)会長の署名が本物でないことが判明し、シンガポールのスポーツ当局は24日、公式に謝罪した。

 大会当局によると、参加選手やボランティアに手渡す記念証をデザインする際に、ロゲ会長ともう1人の署名を模倣した仮署名を用いていたものが、そのまま印刷にまわされてしまったのだという。ロゲ氏の署名の部分には、「Des」とつづられていた。

 ユース五輪大会委員会は、「確認プロセスでミスがあった」と述べ、本物の署名に差し替えた記念証を全員に送付すると約束した。

 14~18歳の選手が参加したユース五輪は、多くの会場で空席が目立つ結果に終わったものの、ロゲ会長は大成功だったと称賛している。(c)AFP