【6月17日 AFP】国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football AssociationFIFA)が、東日本大震災からの日本サッカー界の復興支援として約600万ドル(約4億8000万円)を寄付することになったと、日本サッカー協会(Japan Football AssociationJFA)の小倉純二(Junji Ogura)会長が16日、明らかにした。

 小倉会長によると、鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)など被災したJリーグクラブの本拠地と練習施設の修復に約450万ドル(約3億6000万円)、被害の大きい岩手、宮城、福島の3県の練習場の建設・修復に約150万ドル(約1億2000万円)を充てる。
 
 FIFAはまた、被災地の子供たち1万5000人に、ボール、ユニフォーム、シューズ等のサッカー用品約50万ドル(約4000万円)相当を公式スポンサーの独アディダス(Adidas)を通して寄贈する。

 小倉会長は5月にFIFAのゼップ・ブラッター(Sepp Blatter)会長が来日した際、支援を要請していた。今回、FIFAから得た回答に同会長は「非常にありがたい。被災地で実際に何が必要か意見を聞いていく」と語った。(c)AFP