「別居」でうつになった雄ライオン、「再同居」へ ブラジル
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【7月23日 AFP】「同居」していた雌ライオンとの「別居」をきっかけに、食事もとれないうつ状態に陥っていたブラジルの雄ライオンが22日、長年のパートナーと再び同居できることになった。
この雄のライオンは11歳の「デンゴ(Dengo)」。リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)近郊のニテロイ(Niteroi)動物園(ズーニット、ZooNit)で8年間、1つ年下の10歳の雌、エルザ(Elza)と同じ檻の中で暮らしていたが、エルザが最近、首都ブラジリア(Brasilia)の動物園へ移されてしまった。以来、食欲を失い、1日の大半を横になって暮らしていた。
ブラジルの日刊紙オ・グロボ(O Globo)によると22日、デンゴを再びエルザと住まわせるための移送作戦が行われた。鎮静剤で眠らせたデンゴを男性8人がかりで檻から出し、空軍機でブラジリアへ運んだ。エルザと再開を果たしたデンゴは、他のライオンやベンガルトラ数頭と屋外スペースで暮らすという。
実はデンゴが暮らしていたズーニットは、政府が助成する非営利法人(NPO)だが、動物園としての運営基準を満たしていなかったことが発覚して営業認可を取り消されたため、飼育されている動物や鳥、昆虫など490匹が今月中に他の動物園へ移送されることになっており、ブラジル環境・再生可能天然資源院(IBAMA)が21日から移送を開始した。
IBAMAの動物保護部門の責任者リサ・バナコール(Lisia Vanacor)氏によると、「22年間にわたってこの動物園は基準を満たしていなかった。例えばデンゴは、暗くて狭い檻の中で暮らしていた」という。他にも熱帯の鳥オオハシやクモ、フクロウ、サルなどが、リオデジャネイロ州セロペジカ(Seropedica)にあるIBAMAのセンターへ移送された。動物の野放図な搬入・搬出を防ぐため、ズーニットは閉園される。(c)AFP
この雄のライオンは11歳の「デンゴ(Dengo)」。リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)近郊のニテロイ(Niteroi)動物園(ズーニット、ZooNit)で8年間、1つ年下の10歳の雌、エルザ(Elza)と同じ檻の中で暮らしていたが、エルザが最近、首都ブラジリア(Brasilia)の動物園へ移されてしまった。以来、食欲を失い、1日の大半を横になって暮らしていた。
ブラジルの日刊紙オ・グロボ(O Globo)によると22日、デンゴを再びエルザと住まわせるための移送作戦が行われた。鎮静剤で眠らせたデンゴを男性8人がかりで檻から出し、空軍機でブラジリアへ運んだ。エルザと再開を果たしたデンゴは、他のライオンやベンガルトラ数頭と屋外スペースで暮らすという。
実はデンゴが暮らしていたズーニットは、政府が助成する非営利法人(NPO)だが、動物園としての運営基準を満たしていなかったことが発覚して営業認可を取り消されたため、飼育されている動物や鳥、昆虫など490匹が今月中に他の動物園へ移送されることになっており、ブラジル環境・再生可能天然資源院(IBAMA)が21日から移送を開始した。
IBAMAの動物保護部門の責任者リサ・バナコール(Lisia Vanacor)氏によると、「22年間にわたってこの動物園は基準を満たしていなかった。例えばデンゴは、暗くて狭い檻の中で暮らしていた」という。他にも熱帯の鳥オオハシやクモ、フクロウ、サルなどが、リオデジャネイロ州セロペジカ(Seropedica)にあるIBAMAのセンターへ移送された。動物の野放図な搬入・搬出を防ぐため、ズーニットは閉園される。(c)AFP