【2月20日 AFP】男子テニス、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2012) は19日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-1、6-4で大会第3シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)を下し、通算71度目のツアー優勝を飾った。

 11シーズンにはスイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2011)、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2011)、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2011)の3つを制したフェデラーは、2005年に初出場で初優勝を飾って以来の出場となった大会で、室内大会での4連続優勝を飾った。

 フェデラーは、「昨年、室内で良いシーズンを過ごしたとはいえ、今回の優勝は素晴らしいスタートだ。デビスカップ(Davis Cup 2012)とこの大会に復帰してプレーすることはタフなことだったが、やり遂げた」とコメントした。

 前週行われたデビスカップワールドグループ1回戦で米国に5連敗を喫したスイスチームの一員であるフェデラーは、「デビスカップでの敗北からポジティブでいれるよう努力した。それは大事なことだった。このコートは自分にとってホームのような気がした」と語った。

 この試合の結果、デルポトロとの対戦成績は9勝2敗としたフェデラーは、2009年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2009)の決勝で同選手に敗れて以来、それ以降の4試合の直接対決では3勝を収めている。

 16度グランドスラムを制覇しているフェデラーは、これで12年連続となるツアータイトル獲得を果たしている。(c)AFP/Scott Williams