【5月28日 Relaxnews】南太平洋、北マリアナ諸島(米国自治領)の小さな島サイパン(Saipan)を拠点とする新空会社サイパンエアー(Saipan Air)が7月1日、就航を開始する。年間5万人の観光客を常夏の楽園サイパンに呼び込む効果が期待される。

 7月1日からの就航路線は、成田国際空港(Narita International Airport)路線が毎日1便、北京(Beijing)路線が週4便。さらに8月からは、大阪路線が毎日1便、中国遼寧(Liaoning) 省の瀋陽(Shenyang)路線が週3便加わる。

 使用機材はボーイング(Boeing)757-200型機とボーイング737-400型機。将来的には香港や台湾の台北(Taipei)、名古屋、福岡をつなぐ便も計画している。

 サイパンエアーが最も期待をかけるのが、中国で台頭する富裕中間層だ。同航空を所有するタンホールディングス(Tan Holdings)のジェリー・タン(Jerry Tan)社長は、「今日の世界では、どこに行っても必ず中国人観光客に出会う。実際、近い将来に中国人相手の市場は最も重要となる」と語っている。(c)Relaxnews/AFPBB News