【4月27日 AFP】12-13NBAは26日、プレーオフ1回戦（7回戦制）が各地で行われ、サンアントニオ・スパーズ（San Antonio Spurs）が120-89でロサンゼルス・レイカーズ（Los Angeles Lakers）を下し、3連勝を飾った。

　故障者が続出しているレイカーズは、本拠地におけるプレーオフの試合ではチーム史上最多となる得点差をつけられて大敗を喫した。

　一方で、ティム・ダンカン（Tim Duncan）が26得点9リバウンド、トニー・パーカー（Tony Parker）が20得点を記録したスパーズは、ウエスタンカンファレンス準決勝進出にあと1勝と迫っている。

　スパーズは他に、ベンチスタートのデワン・ブレア（DeJuan Blair）が13得点、カウィ・レナード（Kawhi Leonard）が12得点、ダニー・グリーン（Danny Green）が11得点を挙げており、28日に敵地ステイプルズ・センター（Staples Center）で行われる第4戦で1回戦突破を目指す。

　勢いに乗るスパーズに唯一の影を落としたのがティアゴ・スプリッテル（Tiago Splitter）のけが。第3クォーター最後の攻撃中に無理な体勢で着地し、左足首を負傷した。

　スパーズのグレッグ・ポポビッチ（Gregg Popovich）ヘッドコーチ（HC）によると、スプリッテルは足首を捻っており、離脱期間がどれほどに及ぶかは現時点では不明だという。

　しかしスプリッテルの離脱は、今のレイカーズが相手ではスパーズに対する影響も少ないと思われる。

　レイカーズにとって、これまで本拠地で迎えたプレーオフシリーズにおける最大の敗戦は2000年にポートランド・トレイルブレイザーズ（Portland Trail Blazers）相手に29点差で負けた試合だったが、この試合でチームワースト記録を更新した。 　NBA史上、7回戦制のプレーオフで3戦全敗から勝ち上がったチームはいない。

　レイカーズはパウ・ガソル（Pau Gasol）が11得点13リバウンド10アシストのトリプルダブルを達成し、ドワイト・ハワード（Dwight Howard）が25得点11リバウンドを記録。

　さらにダウリス・モリス（Darius Morris）が24得点、アンドリュー・グーデロック（Andrew Goudelock）が20得点を追加したが、コービー・ブライアント（Kobe Bryant）や過去にシーズン最優秀選手（MVP）に輝いた経験を持つスティーブ・ナッシュ（Steve Nash）、スティーブ・ブレイク（Steve Blake）ら主力不在の穴を埋めることはできなかった。

　ブライアントはアキレス腱断裂のためレギュラーシリーズ終盤に離脱した。ブレイクは右ハムストリングを痛めており、ナッシュは硬膜外麻酔とコルチゾンの注射を受けて25日の第2戦に出場したものの、右ハムストリングの負傷に加えて臀部の故障が再発していることが確認されている。(c)AFP