【10月27日 AFP】女子テニス、WTAツアー選手権(TEB BNP Paribas WTA Championships - Istanbul 2013)は26日、トルコ・イスタンブール(Istanbul)のスィナン・エルデム・ドーム(Sinan Erdem Dome)で準決勝が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-4、 2-6、6-4で第7シードのエレナ・ヤンコビッチ(Jelena Jankovic、セルビア)を下し、決勝に駒を進めた。

 セレーナは体調に問題を抱え、感情的になり、苦しみながらも強敵に打ち勝った。

 世界ランキング1位のセレーナは、元全仏オープン覇者で大会第4シードの李娜(Na Li、ナ・リー、中国)と決勝で対戦する。

 李娜は同日行われた試合で第5シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)を6-4、6-2で下し、自身初の決勝進出を果たした。

 元世界ランク1位のヤンコビッチとの試合で、セレーナの動きは精彩を欠き、チェンジエンドの際にはタオルで涙を拭う場面が2度も見られた。

 セレーナはまた、40回のアンフォーストエラーと40本のウイナーを記録し、最終セットでは5-1とリードしながらも得意の強打で試合を決めるまでに5-5の接戦に持ち込まれた。

 この日、体調不良が目に見えて明白だった32歳のセレーナは、「昨夜の私は横たわり、壁を叩いていました」と語った。

「そしてそれ以来、私のエネルギーは残されておらず、試合ではプレーするのに苦労しました」

「ここまでたくさんの試合を戦ってきました。それは簡単なことではありません。決勝に進出することができて本当に嬉しいし、ほっとしています」

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