A・ロッド、「茶番」の聴聞会に激怒し退席
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【11月21日 AFP】薬物規定違反による長期の出場停止処分を覆すため、異議申し立てを行っている米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)が20日、調停のための聴聞会に出席したが、会の進行が「茶番だ」と叫んで退席した。
調停人のフレデリック・ホロウィッツ(Fredric Horowitz)氏が、MLBコミッショナーのバド・セリグ(Bud Selig)氏の証言は必要ないと宣言すると、ロドリゲスはその場を後にした。
ロドリゲスは声明を発表し、「選手側の負けがあらかじめ定まっているかのような、不当な進行に不快感を抱いている。私は10日にわたり、ひどい犯罪者や嘘つきが証言している間、ただ静かに座って待っていた。リーグと会の進行を尊重しようとしたためだ」と述べた。
「バド・セリグ氏が前代未聞の、無根拠もはなはだしい罰を私に与えながら、会に出席してその理由を証言することを拒否しているにもかかわらず、MLBと選手会(MLB Players Association)が選んだ調停人は、セリグ氏に出席して私と顔を合わせるよう命じることを拒んだ」
ロドリゲスは8月、テストステロン(testosterone)やヒト成長ホルモン(Human Growth Hormone、HGH)などのパフォーマンスを向上させる薬物を使用したとして、過去に例のない211試合の出場停止処分を科されていた。(c)AFP