ラグビー日本代表のジョーンズHC、退院後初の会見
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【11月30日 AFP】(一部訂正)脳梗塞で倒れ約40日間の入院生活を送っていたラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は29日、自身の体調について「元気」と話し、完全回復を目指していると語った。
退院から1週間もたたずしてメディアの前に姿を現したジョーンズHCだが、10月に脳梗塞と診断された時は左半身に運動障害を患っていた。
東京で行われた記者会見に出席したジョーンズHCは、「指導者となって17年になるが、本格的な休みを取ったのは初めてのことだった」と述べた。
元オーストラリア代表監督のジョーンズHCは、15日に症状を訴えて集中治療室に入院しており、2日に日本で行われたオールブラックス(ニュージーランド代表)戦で指揮を執ることができなかった。試合は6-54で日本が敗れた。
さらに続く欧州遠征3試合も病床から見守ることしかできず、「フラストレーションを感じた」と振り返る。9日のスコットランド戦では17-42で黒星を喫したが、15日のロシア戦は40-13、23日のスペイン戦は40-7でそれぞれ勝利を収めた。
「日本スタイルのラグビーを貫かなければならないことを改めて強く感じた。つまり、ボール支配を基盤にすること。われわれは攻撃面で向上の必要がある」
現在日本は世界ランク14位につけているが、2015年ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)までのトップ10入りを見据えるジョーンズHCは引き続き今の代表メンバーの起用を続けると言う。
2003年のW杯ではHCとしてワラビーズ(オーストラリア代表)を決勝進出に導いた実績を持つジョーンズHCは、2012年にジョン・カーワン(John Kirwan)氏の後任として日本代表HCに就任した。日本は2019年のW杯開催国に決定している。(c)AFP