【12月4日 AFP】国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football AssociationFIFA)は3日、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の1次リーグ組み合わせ抽選会を控え、出場32か国を4つのポットに分けた。

 6日に予定されている抽選会は、W杯が開催される12都市の1つとなっている北東部バイア(Bahia)州の州都サルバドール(Salvador)から約70キロメートル北にあるリゾート地、コスタドサウイペ(Costa do Sauipe)で行われる。

 サルバドールは6月に行われたコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)の開催都市の1つで、W杯のリハーサルとして位置付けられていた同大会では、W杯開催のために約110億ドル(約1兆1000億円)とされる公金が使用されていることに対する抗議デモが相次ぎ、暴動も起きた。

 FIFAは具体的な抽選方法を当日まで明かさないとしているが、1次リーグは各4チームの8組となり、8つのシード国はそれぞれ別の組に振り分けられる。

 シードの開催国ブラジル、前回王者スペイン、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイ、ドイツ、ベルギー、スイスはポット1に入った。

 ポット2は現時点で7チームしか決まっておらず、アフリカの5チームが含まれる。日本が振り分けられたポット3にはそのほかに米国、オーストラリアが入った。

 シードから外れた欧州9か国がポット4にまとめられているが、このうち1か国はポット2に入る。

 抽選用のグループ分けは、予選プレーオフ前の10月17日現在の世界ランキングを基準にしている。

ポット1:ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイ、スペイン、ドイツ、ベルギー、スイス

ポット2:チリ、エクアドル、コートジボワール、ガーナ、アルジェリア、ナイジェリア、カメルーン

ポット3:米国、メキシコ、コスタリカ、ホンジュラス、日本、イラン、韓国、オーストラリア

ポット4:オランダ、イタリア、イングランド、ポルトガル、ギリシャ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、ロシア、フランス

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