チーム・ライスが逆転勝利、プロボウル
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【1月27日 AFP】NFLプロボウル2014(NFL Pro Bowl 2014)は26日、米ハワイ(Hawaii)州・ホノルル(Honolulu)で行われ、チーム・ライスが22-21でチーム・サンダースに勝利した。
アロハ・スタジアム(Aloha Stadium)で行われた年一度のオールスターによる祭典には、2月2日に行われる第48回スーパーボウル(Super Bowl XLVIII)に進出したデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)とシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)の選手たちは出場しなかったが、試合を盛り上げるための新ルールのもとに行われた。
試合は、両チームそれぞれ3人のQBがタッチダウンを奪い合う接戦となった。最後はチーム・ライスが、QBアレックス・スミス(Alex Smith)からの20ヤードTDパスで、ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)のデマルコ・マレー(DeMarco Murray)がエンドゾーンに飛び込み1点差に迫ると、カロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)に所属するマイク・トルバート(Mike Tolbert)が2ポイントコンバージョンを決めて逆転勝利を飾った。
トルバートは「エンドゾーンに飛び込んで、決勝の2ポイントコンバージョンを決められるなんて、これ以上いい日はないね」と喜んだ。
これまでのプロボウルは、選手たちがアメリカン・カンファレンス(AFC)とナショナル・カンファレンス(NFC)に分かれて戦っていた。しかし今年は、あたかも子供たちが学校行事で選手を選ぶかのように、NFLの名プレーヤーであるディオン・サンダース(Deion Sanders)氏とジェリー・ライス(Jerry Rice)氏をキャプテンとしてドラフトが行われ、選手たちを選出した。
スミスは逆転勝利につながったトルバートとマレーへのパスを含め、22本中9本のパスを通して合計116ヤードを獲得し、パスで最高の成績を収めた。
スミスは「2人がナイスプレーを見せてくれた。デマルコがよく決めてくれたし、マイクが終始、一生懸命に走ってくれたことが勝利につながったんだ」とチームメートに賛辞を送った。
チーム・サンダースは、インディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)のQBアンドリュー・ラック(Andrew Luck)からフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)のデショーン・ジャクソン(DeSean Jackson)への36ヤードのTDパスで先制した後、パンサーズのQBキャム・ニュートン(Cam Newton)が自ら1ヤードのTDランを決めて試合の主導権を握った。
一方、チーム・ライスもニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)のQBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)が、同じセインツのジミー・グラハム(Jimmy Graham)に通した8ヤードのTDパスと、サンディエゴ・チャージャーズ(San Diego Chargers)のQBフィリップ・リバース(Philip Rivers)がクリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)に所属するジョシュ・ゴードン(Josh Gordon)へ投じた10ヤードのTDパスで追いつき、14-14の同点でハーフタイムを迎えた。
チーム・サンダースは試合残り4分41秒で、ニック・フォールズ(Nick Foles)がブラウンズのジョーダン・キャメロン(Jordan Cameron)に12ヤードのTDパスを通して21-14といったんはリードしたが、土壇場でチーム・ライスの逆転を許した。(c)AFP