バークマンが15年の現役生活に終止符
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【1月30日 AFP】米大リーグ(MLB)のヒューストン・アストロズ(Houston Astros)などで活躍したランス・バークマン(Lance Berkman)が29日、15年の野球人生に終止符を打ち、現役引退することを表明した。
37歳のバークマンは、ドラフト1巡目でアストロズから指名を受けキャリアをスタートさせた。現役時代はオールスターゲームに6回選出され、366本の本塁打を記録したバークマンは、ステロイドを使用する選手に対する辛口の批判でもよく知られている。
MLBの公式サイト上で、バークマンは「現在のコンディションで野球を続ける意味はない。意味もなくプレーを続けるようなことはしない」と語った。
バークマンは昨年、ステロイドを使用した選手は米野球殿堂(Baseball Hall of Fame)に殿堂入りするべきではないという持論を展開した。
「自分のキャリアで1度も薬物に手を出したことがない、私の個人的な意見では、ステロイドを使用した選手は殿堂入りするべきではない」
「ステロイドのおかげでキャリアを成功させた奴もいるんだ」
バークマンは昨季テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)で73試合に出場し、6本塁打、10二塁打、34打点の成績で打率.242と低迷していた。
アストロズに入団した1999年、34試合に出場したバークマンは、打率.237を記録した。2001年には55本の二塁打、2002年には128打点とナ・リーグ最高の成績を残している。
アストロズは引退の発表を受け、「ランスは球団史上でも最高の選手の1人だった」と声明を出した。
バークマンは、アストロズの他にニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)、そしてレンジャーズで活躍し、通算1879試合に出場、1234打点を挙げた。(c)AFP