【3月1日 AFP】アルペンスキーW杯2013-14は28日、ノルウェーのクビートフィエル(Kvitfjell)で男子滑降第7戦が行われ、チェーティル・ヤンスルード(Kjetil Jansrud、ノルウェー)とゲオルグ・シュトレイトベルガー(Georg Streitberger、オーストリア)が同タイムで優勝した。

 悪天候より短縮されたコースで両選手は1分5秒72という同じタイムを記録し、0秒12差で3位に入ったトラビス・ギャノン(Travis Ganong、米国)が表彰台の最後の座を獲得した。

 アクセル・ルンド・スビンダル(Aksel Lund Svindal、ノルウェー)は0秒37差で5位に入り、現在W杯総合首位で、回転を得意としているマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)との差を13点まで縮めた。

 そしてスビンダルはこの結果、今季のW杯滑降の総合優勝を確実にした。

 黒海に面したソチ(Sochi)で行われた冬季五輪において、スーパー大回転で金メダル、滑降で銅メダルを獲得たヤンスルードだが、W杯では今回が通算2勝目となった。一方、シュトレイトベルガーは通算3勝目を挙げている。

 今大会で使用されたのは、1994年のリレハンメル冬季五輪のコースで、両選手にとっては滑りやすく、ヤンスルードは2012年、シュトレイトベルガーは2008年にスーパー大回転でW杯優勝を果たしている。(c)AFP