【3月17日 AFP】アルペンスキーW杯2013-14は16日、スイスのレンツェルハイド(Lenzerheide)で男子回転の最終戦が行われ、大会を制したマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)は、個人総合に続き、種目別優勝を決めた。

 1本目で最速タイムを記録したヒルシャーは、合計タイム2分7秒74を記録し、2位に入ったフェリックス・ノイロイター(Felix Neureuther、ドイツ)を0秒76差で抑えた。

 ノイロイターは男子回転の種目別優勝争いで5点をリードしていたが、ソチ冬季五輪の同種目銀メダリストのヒルシャーは、この日の優勝で合計565点まで伸ばし、ノイロイターの550点を逆転した。

 ヒルシャーと同じオーストリア出身で、ソチ五輪では予想外の金メダルを獲得したマリオ・マット(Mario Matt)が3位に入り、種目別でも総合6位に浮上した。

 ヒルシャーは15日の男子大回転最終戦で4位に入り、W杯個人総合3連覇を達成していた。

 大回転最終戦の1本目で棄権となったアクセル・ルンド・スビンダル(Aksel Lund Svindal、ノルウェー)が、回転最終戦への出場を取りやめたことで総合優勝の可能性が無くなり、25歳のヒルシャーがこれに乗じた。(c)AFP