【3月30日 AFP】競馬のドバイ・ワールドカップ(Dubai World Cup 2014、オールウェザー 2000メートル)が29日、ドバイ(Dubai)のメイダン競馬場(Meydan racecourse)で行われ、アフリカンストーリー(African Story)が2分1秒61で優勝した。

 アフリカンストーリーが逃げるムカドラム(Mukhadram)を差し、コースレコードを更新して19回目の大会を制した。

 スタートから逃げに出たムカドラムを追うアフリカンストーリーは、シルベストレ・デ・ソウザ(Silvestre De Sousa)騎手の合図で残り400メートルから追い上げにかかると、長い直線の争いを制した。

 ムカドラムが2馬身3/4差で2位に、キャットオマウンテン(Cat O'Mountain)がそこから4馬身1/4差の3位に入った。

 アフリカンストーリーはドバイのムハンマド・ビン・ラシド・マクトム(Mohammed bin Rashid Al-Maktoum)首長の所有馬で、サイード・ビン・スルール(Saeed Bin Suroor)調教師にとってはドバイ・ワールドカップ6勝目となった。

 7か国の馬が参戦したドバイ・ワールドカップだが、レースはドバイの首長一家マクトム家の所有する馬が上位を独占した。モハメド首長は3位のキャットオマウンテンの馬主でもあり、一方で兄のハムダーン・ビン・ラシド・マクトム(Hamdan bin Rashid Al Maktoum)氏は2位のムカドラムの馬主となっている。(c)AFP