【4月25日 AFP】環太平洋連携協定(TPP)をめぐる日米2国間の関税協議について、甘利明(Akira Amari)経済財政再生相は25日朝、首脳会談と閣僚協議を経ても大筋合意には至らなかったと述べた。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が次の訪問国に向けて出発する数時間前、甘利氏は記者団に対し、交渉に前進はあったものの「大筋合意というわけではない」と述べ、「首脳会談と閣僚同士の協議を通じて、日米間の重要な懸案について道筋を確認した。今後日米が協力してTPPの早期妥結を導くことが重要であり、他の参加国との協議を日米が連携して加速していく」と語った。

 TPP交渉をめぐる日米間協議は、24日に行われたオバマ大統領と安倍晋三(Shinzo Abe)首相による首脳会談では大筋合意に至らず、両首脳が担当閣僚に協議継続を指示していた。(c)AFP