FCバルセロナのエンリケ新監督、「新しい魅力的なバルサ」を約束
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【5月22日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)の新指揮官に就任したルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督が21日、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で就任会見を行い、ファンの笑顔を取り戻すために「魅力的で実効的な」サッカーを披露することを誓うと同時に、落日の元王者バルセロナの新しい時代をスタートさせると約束した。
現役時代は得点力に優れた選手として活躍し、引退後はFCバルセロナB(FC Barcelona B)で監督を務めた経験を持つ44歳のエンリケ監督は、今季タイトルを獲得できなかったヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督の後任として、19日にクラブから新指揮官に指名された。
今季限りでセルタ(Celta de Vigo)の監督を退任し、古巣のバルセロナに復帰したエンリケ監督は、「希望に満ちた特別な日だ。新しいバルサの構築が始まる日でもある。希望の持てるバルサ、求める結果をすべて手に入れられるバルサだ」と語った。
またエンリケ監督は、「魅力的で、実効力にあふれるチームを作りたい。そのためにここへ来た」と語り、厳しいトレーニングを課してチームワークを高めること、さらに新戦力の獲得を約束した。
「自分にはその力があると思う。選手とクラブに前向きなものを与えられるし、それが自分の使命だと思っている」
バルセロナは17日に行われたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのリーグ最終節を1-1で引き分け、あとわずかのところでリーグ優勝を逃し、6年ぶりに無冠でシーズンを終えた。
エンリケ監督は、「タイトル争いをしろと、ぜひ毎日プレッシャーをかけてほしい」と語った。
新戦力については、すでにドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Monchengladbach)からドイツ代表に選出された実績を持つ22歳のマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)を獲得したことが発表されている。
また期限付き移籍をしていたラフィーニャ(Rafinha Alcantara)とジェラール・デウロフェウ(Gerard Deulofeu)の復帰も決まっている。
エンリケ監督はさらに、バルセロナのパスサッカーをさらに読まれにくいものにするために「補強は行う。できるならすべてのポジションで」と新戦力の獲得を明言した。(c)AFP/Daniel Bosque