24年ぶりの惨敗も夢をあきらめないアジア勢
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【6月29日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に出場した4か国が1勝もできずグループリーグ敗退に終わり、過去24年で最悪の成績に終わったアジア勢だが、W杯での成功の夢はあきらめてはいない。
26日の試合で韓国が0-1でベルギーに敗れたことにより、アジア勢は1990年イタリア大会以来の白星なしに終わった。
日本、オーストラリア、イランに続いて韓国の敗退が決まり、アジア・サッカー連盟(Asian Football Confederation、AFC)は声明でこの事態を、「突然の終幕」と発表している。
2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)では日本と韓国が決勝トーナメントに進出したことにより、アジア勢は国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter%%)会長の後押しを受け、出場枠の拡大を目指してきた。
AFCのサルマン・アル・ハリファ(Shaikh Salman bin Ebrahim Al Khalifa)会長は、今大会は失意の結果に終わったものの、W杯はアジアのチームにとって経験を積む不可欠な舞台だと語っている。
サルマン会長は声明のなかで、「今回のW杯は、すべてのアジアの国々にとって教訓として役立つであろう」とコメントしている。
「アジアのチームは相対的に若いチームなので、成長することができる。しかし、現在特に重要なのは、われわれが団結を崩さないことだ」
「アジアは欠点を認めなければならないが、同時に自分たちの能力を信じなければならない。AFCはアジアのサッカーが持つ潜在的な可能性を解き放つことを決心している」