パレイラ元監督、「ブラジルは立ち直りつつある」
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【10月18日 AFP】サッカーブラジル代表のカルロス・アルベルト・パレイラ(Carlos Alberto Parreira)元監督は17日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)準決勝での惨敗から、チームが立ち直りつつあると話した。
パレイラ氏は、2002年の日韓大会でブラジルを優勝に導いたルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)前監督の技術アシスタントを務め、地元開催のW杯では、チームが王者ドイツに1-7の惨敗を喫す姿を目の当たりにした。
その後、両者はブラジル代表の役職を退き、2010年W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)でセレソン(Selecao、ブラジル代表の愛称)の指揮を執ったドゥンガ(Dunga)氏が新指揮官に就任。以降、親善試合4試合で、ブラジルは負けなしとなっている。
1994年のW杯でブラジルを優勝に導いたパレイラ氏は、「ドゥンガに与えられた主な仕事は、W杯で失ったブラジルの自信と信頼を取り戻すことだった」と語る。
「少し時間がかかると思ったが、まだ完璧ではないものの、アルゼンチン戦を含む4試合で4勝だ。よくやっていると思うよ」
ドゥンガ監督は、7月22日に指揮官に就任すると、コロンビア、エクアドル、アルゼンチン、日本との親善試合で早速チームを勝利に導いた。日本戦では、4-0の大勝を収めている。
「大事なのは、勝ちまくることじゃない。われわれのサッカーが素晴らしいことを見せつけるだけの自信を取り戻すことだ」というパレイラ氏は、W杯での惨敗が「深い傷になった」としながらも「それでも進んでいかなければならない」と語った。
また、現在のブラジル代表チームは「コンパクトで守備が堅い。そして、サッカーの凶器であるカウンターアタックを駆使している」と評した。
ブラジルは、来月にもトルコとオーストリアとの親善試合を控えている。(c)AFP