マーリンズ、主砲スタントンと史上最高額で基本合意 米報道
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【11月18日 AFP】米メディアは17日、米大リーグ(MLB)のマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)が、主砲ジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)と13年総額3億2500万ドル(約380億円)の契約を交わすことで基本合意したと報じた。
CBSSports.comは、この破格契約が正式に発表された場合、北米スポーツ史上最高額になると伝えている。
25歳のスタントンは昨季、ナ・リーグ最多の37本塁打に加え、キャリア最多の105打点を記録するなど素晴らしい活躍をみせ、同リーグ年間最優秀選手(MVP)の投票では、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)投手に次ぐ2位に選出された。
マーリンズはまだ契約を公表していないものの、この超大型契約についてMLB.comは、19日にも正式発表される見込みであると伝えている。
今回の契約には、マーリンズとしては史上初になるとみられるトレード拒否権に加え、6年後には契約を破棄(オプトアウト)できる権利も含まれることになる。
オールスター選出2度を誇るスタントンは、9月にミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)のマイク・ファイヤーズ(Mike Fiers)投手から顔面に死球を受け、複数の顔面骨折、切り傷、そして歯に損傷を負い、シーズン終了の約2週間半前に戦線を離脱した。
この契約は、3月にデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)のミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)が交わした延長契約や、2008シーズン開幕前にニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)がサインした高額契約の内容を、上回ることになる。
2010年にマーリンズでMLBデビューを飾ったスタントンは、これまで計634試合に出場し、通算154本塁打、399打点、打率2割7分1厘を記録している。(c)AFP