【12月5日 AFP】インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(International Premier Tennis LeagueIPTL)の創設者マヘシュ・ブパシ(Mahesh Bhupathi)氏は4日、大会への関心が高まる中で、来季の開催地に2都市を加える一方、二つの候補地を除外せざるを得ないと明らかにした。

 元インドのダブルス選手であるブパシ氏は、エキシビションマッチのIPTLが、テレビ向きの短縮試合を採用し、選手とファンの数が急増している現状について、「ドアの外には多くの人の列がある」と述べた。

 ブパシ氏は、全4都市で行われる大会の2都市目となったシンガポールで記者団に対し、「来季は、新たに2都市が加わることになりました」と語った。

「大会には現在多くの関心が寄せられており、来月の終わりまでに全面契約に署名する準備を進めているのは4都市です」

「大会については、ゆっくりとしたペースで持続させ、安定した成長を期すために、残念ながら4都市すべてと契約することはできません。従って2都市に絞り、出場選手が発表される来年2月14日の週に開催地を明らかにします」

 強豪選手が出場し、矢継ぎ早のラリー戦が繰り広げられる同大会では、DJやチアリーダーのパフォーマンスも随所に見られ、前半戦の開催地となっているフィリピンのマニラ(Manila)とシンガポールでは、高い人気を集めている。

 ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が初めて登場する3都市目のインド・ニューデリー(New Delhi)では、大会への温かい歓迎が予想される。そして、今年が初開催となったIPTLは、来週アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)に舞台を移して締めくくられる。

 ブパシ氏は、新たな2都市について具体名は明らかにしなかたったが、「こうした世界規模の大会やスポーツ大会の経験がない都市に、理想的な形でテニスを紹介したい」と語った。

 同氏はさらに、「先週のマニラでは、これまで世界規模のテニス大会が開催されたことはなく、選手に対するファンの歓迎はとても温かいものでした」とつけ加えた。

「特に、マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)やアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、まるでザ・ビートルズ(The Beatles)のような扱いでしたよ」

(c)AFP/Talek HARRIS