フェルナンデス、GPファイナルで日露の表彰台独占を阻めるか
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【12月11日 AFP】14-15フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル開幕を11日に控え、ハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez、スペイン)は、日本対ロシアの様相を呈する今大会で、存在感を発揮したいと考えている。
サッカー大国として知られるスペインだが、フェルナンデスの活躍のおかげで、GPファイナルという一大イベントの開催権を獲得した。
カタルーニャ(Catalonia)自治州の州都バルセロナ(Barcelona)にある収容人数5500人の会場は、この3日間の大会のために改修された。
欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2014)で2連覇を達成したフェルナンデスは、ソチ冬季五輪ではあと一歩のところで表彰台を逃したが、ロシア杯(2014 Cup of Russia)で優勝、スケート・カナダ(2014 Skate Canada International)で2位に入り、ファイナルの出場権を手にした。
マドリード(Madrid)出身の23歳は、世界選手権と並ぶ重要な大会であるGPファイナルについて、「こういう試合を逃すことはできない」と話した。
スペイン氷上競技連盟(Spanish Ice Sports Federation)は2か月前に新会長が就任したばかりで、国内での氷上競技に対する関心は高まっている。
世界選手権で2度の銅メダリストに輝いたフェルナンデスは、「大きな変革がもたらされると聞いている」としている。
17歳でスペインから米国に渡り、現在はカナダでブライアン・オーサー(Brian Orser)コーチに師事しているフェルナンデスは、「僕に続く世代は、高いレベルを求めて海外に移住する必要はなくなるんだ。母国を去らなければいけないのはつらいよ」と語った。