スペイン裁判所、前国王の父親認知訴訟を審理へ
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【1月15日 AFP】スペインの裁判所は14日、自分は同国の前国王フアン・カルロス1世(Juan Carlos)(77)の娘だと主張する女性が認知を求め起こした訴訟を審理することを決めた。司法官がAFPの取材に明らかにした。
前国王が昨年6月に退位して全面的な免責特権を失って以降、前国王に対する訴訟の審理が認められたのは初めて。
この訴訟はベルギー人主婦のイングリッド・サルティオ(Ingrid Sartiau)さんが起こしていたもので、前国王に対する2件の父親認知訴訟のうちの1つ。もう1件の訴訟は50代のスペイン人給仕係アルベルト・ソラ・ヒメネス(Alberto Sola Jimenez)さんによるもので、こちらの訴えは却下されている。
2人はともに、カルロス1世が1975年に国王になる以前にそれぞれの母親と関係を持ったことで自分は生まれたと主張している。(c)AFP