【2月5日 AFP】NFL第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)を制したニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)が4日、ボストン(Boston)市内で優勝パレードを行い、雪が積もった沿道は大勢のファンで埋め尽くされた。

 この一週間で3つの巨大な嵐に襲われ豪雪が積もる極寒のなか、ボイルストン・ストリート(Boylston Street)からシティホール・プラザ(City Hall Plaza)までのパレードには、英雄たちをひと目見ようと数千人のファンがバリケードに沿って列をなした。

 1日に行われたスーパーボウルで、ペイトリオッツはシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)を28-24で下し、通算4度目のNFL王座をつかみ取った。

 パレードでは、名物の水陸両用車でボストンの観光客にも人気がある「ダック・ボート(duck boat)」が使用され、ペイトリオッツの選手、コーチ、オーナー、そして経営陣がこのボートで進みながら群衆に手を振っていた。

 また、爆破事件で3人が亡くなり数百人が負傷した2013年のボストン・マラソン(Boston Marathon)のフィニッシュライン付近を含め、パレードのコースでは人々が「レッツゴー、ペッツ」、「5回目の優勝を」と大合唱していた。

 今回の祝賀イベントは、除雪作業に費やす時間を増やして猛吹雪で足元が不安定になっている状態を緩和するために、市当局が当初の予定から1日延期して行われた。

 選手のなかで最も注目を浴びていたのはジュリアン・エデルマン(Julian Edelman)で、パレード車の屋根に上り、シーホークスのリチャード・シャーマン(Richard Sherman)の大きな写真を掲げてあざける場面があった。(c)AFP