リビアの油田で外国人9人拉致、「イスラム国」か
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【3月10日 AFP】先週イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」とみられる武装集団の襲撃を受けたリビア南部のアルガニ(Al-Ghani)油田で、フィリピン人4人とオーストリア人1人を含む外国人9人が行方不明となっていることが分かった。複数の当局筋が9日、明らかにした。
油田の警備業務を担当するリビアの部隊によると、今月6日に起きた襲撃では警備に当たっていた8人が死亡。またリビア国営石油会社(National Oil Company)は当時、油田に勤めていたオーストリア人1人とフィリピン人1人が行方不明となっていると発表していた。
オーストリア外務省は9日、行方不明となっている自国民がISに拘束されていることを示す「信頼できる情報」があると発表。この人物の生死に関する情報は今のところないとしている。
フィリピン外務省の報道官は、リビアの首都トリポリ(Tripoli)のフィリピン大使館から、フィリピン人4人とオーストリア人1人、バングラデシュ人2人、チェコ人1人、ガーナ人1人が拉致されたとの情報が入っていると発表した。(c)AFP