キングスがブラーと契約、NBA史上初のインド系選手誕生
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【4月3日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のサクラメント・キングス(Sacramento Kings)は2日、シム・ブラー(Sim Bhullar)と10日間の契約を結び、インド系選手がリーグ史上初めてレギュラーシーズンでロースター入りすることになった。
インド人実業家のヴィベック・ラナディベー(Vivek Ranadive)氏が経営するソフトウエア会社をオーナーとするキングスは、NBAデベロップメントリーグ(NBA Development league、NBADL)に所属するチーム傘下のリノ・ビッグホーンズ(Reno Bighorns)からブラーを引き抜いた。
身長226センチのブラーは、シーズン前にキングスのトレーニング・キャンプに参加した後、今季のすべてをビッグホーンで過ごし、平均10.3得点8.8リバウンド3.9ブロックを記録している。
インド出身の両親を持つカナダ生まれのブラーは現在22歳で、学生時代はニューメキシコ州立大学(New Mexico State University)に所属し、チームが全米大学体育協会男子バスケットボールトーナメント(NCAA Men's Basketball Tournament)に進出した2013年と2014年には、その地区予選に相当するウエスタン・アトランティック・カンファレンストーナメント(Western Athletic Conference Tournament)で最優秀選手(MVP)に選出された。昨年6月のドラフトでは指名に至らなかったものの、キングスのキャンプに参加してビッグホーンズに入団した。
キングスのジョージ・カール(George Karl)ヘッドコーチ(HC)は、体重159キロでコンディションが懸念されるブラーについて、「試合に非常に興味深い側面」を与えることになるだろうとコメントしている。(c)AFP