【4月25日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2015)は24日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-2、3-6、6-1で第7シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を下し、連覇に向けて準決勝進出を決めた。

 第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が敗退した今、錦織は優勝の最有力候補とみられており、今大会初のフルセットを強いられたが、第3セットでも落ち着いた様子でプレーした。

 錦織は、第1セットの第1ゲームでブレークし、序盤からリズムをつかむと、これを難なく先取した。

 しかし、バウティスタ・アグトもここでは終わらない。ブレークで4-2のリードを奪うと、錦織が迎えたブレークチャンスをすべてしのぎ、第2セットを勝ち取った。

 最終セットに入り、世界ランク5位の錦織は、深く力強いフォアハンドでバウティスタ・アグトを圧倒、最後は一方的な展開で4強入りを決めた。

 錦織は、「第2セットでは、向こうが良いスタートを切っていたので、自分の調子を上げる必要がありました」と語った。

「第3セットでは、とてもよく集中できました。序盤にリードを奪って、最後まで力強く戦えました」

「ラファ(ナダル)のことは残念です。でも、ファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)は手強いですし、マーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)やダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)といった選手も難敵です」

 錦織は準決勝で、第14シードのクリザンと対戦する。(c)AFP