シリア軍が市場空爆、民間人40人死亡
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【4月27日 AFP】シリア北西部ダルクーシュ(Darkush)で26日、政府軍が市場を空爆し、女性9人と子ども8人を含む民間人少なくとも40人が死亡、数十人が負傷した。英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が発表した。死者は増える恐れがあるという。
トルコ国境近くに位置するダルクーシュは、反体制派によって掌握されている。前日の25日には国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系組織を含む反体制派勢力が近くの町ジスル・アッシュグール(Jisr al-Shughur)を制圧。両町が位置するイドリブ(Idlib)県では、1か月足らず前にも県都が陥落したばかりで、反体制派が勢力を拡大している。
ジスル・アッシュグールは同県でシリア政府支配下にとどまる最後の拠点の1つだった。この町の陥落により、隣接するラタキア(Latakia)県やハマ(Hama)県の他の政府掌握地域が新たな攻撃にさらされる可能性が高まっており、政府軍は反体制派への攻勢を強めている。(c)AFP