【5月12日 AFP】フランス首脳として初めてキューバを訪問しているフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領は11日、同国の首都ハバナ(Havana)で「キューバ革命の父」、フィデル・カストロ(Fidel Castro)国家評議会前議長と会見した。

 昨年末に米国、キューバ両国が国交正常化交渉へ向けて舵を切って以来、キューバを訪問した欧米諸国の首脳はオランド氏が初めて。キューバとの貿易拡大を狙い、協調するとともに競争する立場でもある米国と欧州連合(EU)の関係を浮き彫りとした。

 オランド氏は、カストロ前議長に続き、弟のラウル・カストロ(Raul Castro)現議長とも会談。両会談の前には、「キューバの発展を大いに妨げてきた数々の(制裁)措置がついに解除されるよう」フランス政府ができる限りのことをするとの意向を示していた。(c)AFP